「衣・食・住」という言葉がありますが、「食」はその3本柱の真ん中に位置しているように、生きていくうえで
「食べること」がきわめて大切であることは皆さんもご存じだと思います。
「食べる」ことにより、人間をはじめとする生き物は、必要な栄養素を体の中に取り込んで健康を維持していきます。
栄養素を取り込むための、胃や腸などに代表される消化器官と呼ばれる臓器への最初の入口にあるのが「お口」です。
食べ物を「お口」でよくかんで食べることは胃や腸の働きを助け、効率よく栄養素を身体に取り込むことに役立ちますが、「歯」や「顎」に問題があってよくかむことができなければ、これらの栄養素を充分に利用することができなくなってしまいます。
美味しく食事をとることができるということは、「お口」が健康な状態にあってこそ可能であると思います。美味しいものを食べるという幸せな気持ちは、私たちの生活を豊かにし精神的にもプラスの相乗効果をもたらします。ご家族や仲の良い人たちと会話をはずませながら食事をすることは気分を上向かせ、とても楽しい時間を過ごすことに繋がります。
また最近では、かむことにより脳へ向かう血流量が多くなって脳を刺激するので、認知症予防にも重要な役割を果たしている事が
明白になってきています。まずはよくかめるようにしておくことが、「元気の源」であると思います。
「お口」の健康の大切さは、すべての人にあてはまることで 老齢になられたとしても同じです。
食事において「美味しさを感じること」 「食べ物を苦痛なく食べられること」ができますように、快適に食生活を送れるお手伝いをさせていただけたらと考えております。 困っておられる方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。